同行者の紹介
今回の活動は、日本からは私がひとりで現地へ赴き、第2回目の奨学金支給を行うとともに、被災地の復興の様子を調査しました。日本人は私ひとりでしたが、いつものようにパキスタンの友人たちにはボランティアとして支援活動を手伝っていただきました。
同行のサルワール氏は本職は登山・トレッキングのガイドで、私が被災直後の2005年に取材のためカシミールに入った際にも同行していただき、通訳や調査を手伝っていただいたことがあります。ちょうど夏のトレッキングシーズンが一段落したこともあり、今回もボランティアをかって出てくれました。
被災地がカシミールという長年の紛争地であることもあって、外国人が現地で自由に行動することは難しいため、彼のような存在は本当に貴重で、ウジャマー・ジャパンとしても必要不可欠な存在といえると思います。
車両はいつものようにナジール・サビール・エクスペディション社のマネージャー、スルタン氏に格安で用意していただきました。社長のナジール氏はパキスタン人として初めて世界最高峰のエベレストに登頂した登山家で、パキスタン国内でもK2をはじめいくつもの高峰に登頂した経験を持つ方です。国会議員としてのキャリアもあり、ウジャマー・ジャパンの活動に賛意を示してくれています。
またカシミールでは現地マネージャーのユーセフ氏が今回も全面的に手伝ってくれました。ユーセフ氏の家族もまた被災者であり、父親と兄を亡くしている彼ですが、今年からカレッジの講師の職を得て、ウルドゥ語と英語を教えながら、妹や弟の面倒を見ています。今回はカシミールのみならずパラス村へも同行してくれ、奨学金支給と調査を手伝ってくれました。
ユーセフの夢はムザファラバードに震災孤児のための学校をつくること。自分と同じ震災孤児の境遇の子どもに対して彼は何か支援を行いたいと思っているのです。ウジャマー・ジャパンは当面の活動として震災孤児への奨学金支給を行ないますが、本来はパキスタンで起きた問題に関してはパキスタン人自身が中心になって動くべきだと私は思っています。彼のような存在はウジャマー・ジャパンにとって心強い限りです。



