第2次支援活動

スルリ・スッチャ村を訪問

 ユーセフは近いうちに母たちの様子を見に村へ行くとのことなので、同行させてもらうことにしました。スルリ・スッチャ村はムザファラバードから50キロほど離れています。ニーラム側沿いの道路を途中から離れて、北側の山岳地帯にかなり入ったところにその村はあります。
一日に一本だけ、乗り合いのジープがこの村へ行っているので、私たちもそれに乗り込みました。3時間半ほどでスルリ・スッチャ村の下にあるバンディ・サイダンという村に着きました。ここから山道を1時間ほど歩くことになります。
村は山の斜面に民家が点々とあるようなところで、狭い耕地が段々畑のようにあります。ふだんは小麦や野菜を育て、牛や山羊を飼う、そのような生活だそうです。ときおり山へ山菜を採りに行くこともあるとのことでした。
民家は地震によって崩壊しているところもあれば、ほぼ無傷のところもあります。建っていた位置によって影響の受け方は異なるようです。ユーセフの家の残骸も見せてもらいました。家ごと土砂崩れに流されたので、建っていた位置よりも50メートルほど下にその残骸はありました。
半壊の家には、その前に白いテントが何張りかたいてい張られています。テントは軍やNGOによって支給されたもの。そして全壊した家に住んでいた人は、親戚などを頼ってこうしたテントや空き部屋を間借りして暮らしていました。4月は本来ならば麦が青々としている時期ですが、種まきの時期である秋に被災しているため、どこの家でも作物は植えつけられていませんでした。ということは、来年の夏まで、収穫はまったくないことを意味します。
私はユーセフに案内してもらって、村をまわりました。そのなかでも特に生活が困窮していると思われる家を重点的にまわってもらいました。彼はここで生まれ育っていますから、ほとんどすべての村人と知り合いで、そういった情報はすぐに得ることができます。
一軒の家に40人ほどが寄り添って暮らしている家。家族を失った母親と子どもだけの家。そういった家を見てまわりました。また再開された小学校や、NGOの医療センターなども見学しました。

第2次支援活動 写真05 避難民キャンプ村で再開されたテント学校で学ぶ児童たち(ムザファラバード)。
第2次支援活動 写真06 避難民キャンプ村で再開されたテント学校で学ぶ児童たち(ムザファラバード)。
第2次支援活動 写真07 避難民キャンプ村で再開されたテント学校で学ぶ児童たち(ムザファラバード)。
第2次支援活動 写真08 避難民キャンプ村で再開されたテント学校で学ぶ児童たち(ムザファラバード)。
避難民キャンプ村で再開されたテント学校で学ぶ児童たち(ムザファラバード)。
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